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医王山 常性寺 [調布不動尊] (東京都調布市)

2019.12.07.Sat.16:44
医王山 常性寺 [調布不動尊] (東京都調布市)



              医王山 常性寺(東京都調布市)1#
                       関東八十八ヶ所霊場

              医王山 常性寺(東京都調布市)2#
                       多摩八十八ヶ所霊場

              医王山 常性寺(東京都調布市)3#
                         厄除不動明王



歴史・沿革
 常性寺は、正式には「医王山長楽院常性寺」と称し、鎌倉時代に創建された由緒ある真言宗豊山派の寺院です。往古は多摩川沿いに壮麗な諸堂が建立されていましたが、安土桃山時代の慶長年間(1596-1615)に旧甲州街道沿いの現在地に移築させられました。その後、江戸時代に祐仙法印が上総国成田山新勝寺より成田不動尊を勧請して中興したといい、以来、「調布不動尊」と称されて広く皆様に親しまれています

 當山の御本尊薬師如来は鎌倉時代に造像されたものです。お姿は金銅仏で、高さ二尺五寸(75cm)の座像であります。 そして、左手には薬壺を持ち、「我之名號 一経其耳 衆病悉除 身心安楽」『私の名號がひとたびでも、その耳に触れたなら衆病ことごとく除かれ身体の心の満足を得て、安楽にいたらせたい』 という御誓願をおたてになりました。

 この御誓願は、遥か遠い東方の浄瑠璃の浄土におられ、我々衆生の肉体的苦しみによる体の病、そして精神的苦しみによる心の病を取り除いて頂き、仏の教えを聞き、悟りの道を実践することができるようにとのお心からであります。よって、人々の苦しみを取り除く医療に譬えられ、「最高の医者」とも称される由縁となっているお薬師さまを信仰して、自分を達者にして頂くのは健康になって社会の為、他人の為に尽くそうとの考えでなくてはなりません。

 常性寺の調布不動尊は、上総国成田山より成田山不動尊を勧請した不動明王を中心に、降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王を加えた五大明王をお祀りしております。
 中でも不動明王は『厄除け不動』として親しまれ、具体的な生活の望みも叶えるという事で、方位災除けや交通安全、家内安全や商売繁昌など様々な願い事をお不動さまに御祈願しております。

 地蔵堂には「一願地蔵尊」をお祀りしております。お参りの際、一度に沢山のお願い事をするのではなく、願いは一つだけ・・・・そういうところから一願地蔵と呼ばれるようになったようです。
 昔から願い事は色々願わず、これだけと云う一願を持って祈るものと伝えられてきました。常性寺の一願地蔵尊は、一願は必ず叶えてくれると云われております。

 常性寺の「石仏馬頭観音」は、昭和四十四年(1969年)十一月十二日に調布市の民俗文化財に指定されました。もともとこの石仏は、調布周辺から八王子・長沼・矢ノ口・菅あたりまでの馬持ち衆によって文政七年(1824年)に建立されたものであり、その昔、甲州街道の小橋(現馬橋から西50m)の「すてば」にあったものを、度重なる拡幅で再度にわたり移動した後、現在地に安置されるようになったものです。

 馬頭観音の像を彫った供養塔は市内でも珍しく、また商人を含む多数の村民が造立したことも知られている貴重な像塔のため、調布市の民俗文化財に指定された調布唯一の石仏です。

 碑文には、当地の世話人と共に「八王子縞買中」と記されているところから、その頃の呉服商人が盛んにこの周辺の街道沿いを、当時の交通手段であった馬を引いて織物を買い歩いていたと推測されています。

 このことは、調布の特産物として「縞木綿」が盛んに織り出されていたことを知る貴重な資料ともなっております。常性寺へお越しの際は、 ぜひともこの「石仏馬頭観音」へ御参拝ください

 もともと馬頭観音は、インド神話に登場するヒンズー教の説話に由来するものでした。それが時代を経るうちに、馬頭を頂いた観音様の像を拝観する民間信仰に発展してゆき、今日では、様々な姿をした馬頭観音像が数多く残っています。

自動車や自転車がなかった時代、人々は馬を交通手段として荷役や情報伝達の助けにしていました。当時の人々にとって、馬は、家族同然に扱われるほど貴重な存在でしたので、馬の無病息災や道中の安全祈願、また、商売の一助を担っていた大切な馬が死んでしまった際の慰霊のためなどに、石仏の馬頭観音をお祀りする信仰が民間に広まったのだと言えましょう。

 現在、街道沿いのあちらこちらに残っている多くの馬頭観音像は、その沿道が当時の主要な陸上交通ルートであったことの証しとなるものであり、地域の歴史的・考古学的資料として重要な保護の対象に指定されております。同様に、旧甲州街道沿いに位置する常性寺に伝わるこの石仏馬頭観音も、このような深い歴史的背景を持っていると考えられます。

 今また調布七福神の一つとして布袋尊もまつられた。布袋尊は、中国五代の頃、実在した人物でいつも半裸で杖を持ち、大きな袋を背負い、その袋に詰まった財を人々にわけへだてなく与え、布袋尊から施しを受けたものは、みな富者となったところから福の神として崇められ、弥勒菩薩の化身とも云われて信じられてきました。そのお姿は福々しく、どんな時にも笑顔をもって、人に接する態度、内にはしっかりとした意思をもち、大きな度量と正しい行動のとれる福徳を、お授け下さいます。(境内案内板、常性寺HPより)

           



     薬師堂(本堂)
                          薬師堂(本堂)

 境内6      境内4

      境内石仏10          境内石仏11

 授与所 布袋尊像
               授与所                          布袋尊像

 六地蔵尊      境内7
              六地蔵尊 

      境内石仏6          境内石仏7

      境内石仏4          境内石仏5

 境内石仏8 境内石仏9

      境内2     境内3

 薬師堂(本堂)扁額      薬師堂(本堂)内
           薬師堂(本堂)扁額                   薬師堂(本堂)内 

     不動堂
                            不動堂

 不動堂彫刻1 不動堂彫刻2

 不動堂木鼻彫刻 不動堂彫刻3

     一願地蔵堂
                           一願地蔵堂

 一願地蔵堂内 一願地蔵堂と馬頭観音堂
           一願地蔵堂内                    一願地蔵堂と馬頭観音堂

      馬頭観音堂          馬頭観音
            馬頭観音堂                        馬頭観音 

 馬頭観音堂扁額 馬頭観音案内板
           馬頭観音堂扁額                    馬頭観音案内板 

      境内石仏1          境内石仏2

      修行大師像     境内1
            修行大師像

      境内石仏3           御影
                                            御 影




DATA 
名称      医王山 長楽院 常性寺(いおうざん ちょうらくいん じょうしょうじ)
通称      調布不動尊、調布のお不動様
宗派      真言宗豊山派
御本尊     薬師如来
開創      鎌倉時代?
開基      祐仙法印(中興)
札所等     関東八十八ヶ所霊場(第六十九番札所)、多摩八十八ヶ所霊場(第六番札所)、
         調布七福神(布袋尊)
御詠歌     仮の世に 知行争う 無益なり 安楽国の 守護を望めよ
         南無薬師 諸病なかれと 願いこめ 詣るわが身を 守らせたまえ 
由緒書     なし
御朱印     授与所(300円)
朱印帳     オリジナルあり



所在地     東京都調布市国領町1-2-8
TEL       042-482-8013
最寄駅     京王電鉄京王線 布田駅
最寄IC     中央自動車道 調布IC
駐車場     境内
  


MEMO
東京都調布市国領町にある常性寺に参拝しました。場所は旧甲州街道と三鷹通りの交わる布田駅前信号交差点にあります。駐車場は境内にありました。境内はこぢんまりしていますが大変良く整備されていてそのコンパクトな中にたくさんの石仏が散らばりそれぞれのお姿を拝んで回るのもいいですね。また、薬師堂・不動堂・地蔵堂それぞれ趣が異なっているのも面白いです。御朱印はお守りやお札を扱っている授与所にていただくことが出来ました。今回は七福神のものはいただかなかったのっですが今度は七福神めぐりもいいかもです。(2019.12.1)
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